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JAN CODE: 9120011734549

ピットナウアー ブラウフレンキッシュ ウンガーベルク 2012

参考価格(税込): 9,680
メーカーURL: http://www.pittnauer.com/
Falstaff誌 ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー 2014に選ばれたピットナウアーによる実力の赤!!


Falstaff誌はオーストリアのみならずドイツ語圏で最も影響力のあるワイン雑誌です。


ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーという賞は、過去10年間のFalstaff誌における評価を考慮し、オーストリアを代表するワイナリーであると認められたWinzerに贈られます。いつもその年度のガイドブックの発刊とともに受賞者が発表され、赤ワインの場合は03~12が主対象、特に2012年度のヴィンテージの出来が決定打になっています。2014年版だからといって、2012年のワインの評価合計点が一番高かったワイナリーという訳でもなく、あくまで長期にわたる着実な成果と今後の可能性の両者から与えられる名誉賞であります。



畑:ウンガーベアク
ワイナリーの東前方に広がる緩斜面で、この辺りでは珍しい、エアポケットのように存在する重めのローム土壌の区画。100%自己所有畑。Respekt認証。

収量:通年の平均で35hl/ha以下
発酵:天然酵母により開放桶にて発酵。
熟成:18カ月、使用済みの小樽


味わいの特徴:
豊かで柔らかなタンニン、緻密な構成と甘やかで濃厚、凝縮した黒&赤系の果実味。



料理との相性:
ジビエ、猛禽類(ダチョウ、ガチョウ、キジなど)、熟成させて匂いの強いチーズなどにもよく合います。




ラベルについて:
ブルゲンラント滞在が長く、アーティストを目指していたゲアハルトと個人的な付き合いも深いドイツのアーティストTobias Hermelingトビアス・ヘアメリングの作品。特にそれぞれのワインとラベルとの関係はありませんが、自然や畑に関連するモチーフ(虫、植物、トラクターなど)、人間や動植物、ブドウの健康や、ケア=手入れに関するモチーフ(病気、医者、手当など)が多く用いられています。

ゲアハルト・ピットナウアーについて

ワインの中に、シンプルさと正直な感情がある、ゲアハルト・ピットナウアーのスピリット、それは、彼の寛容さと謙虚さからきています。80年代中ごろ、オーストリーのワイン市場はスキャンダルとカオスの真っただ中にいました。甘口ワインの粘度を高めて、より糖度の高い格上ワインに見せかける手口として、ジエチレングリコールがワインに加えられたのです。調査の結果、一部のワイン商が悪事を働いていたことが暴かれるのですが、この事件によって、オーストリアワインの輸出は一夜にして限りなくゼロに落ち込み、まさに壊滅的なダメージを受けます。誰かがワインを取り巻くすべての環境を浄化しなくてはいけないと思っていた頃、ピットナウアーの父に突然の死が訪れます。当時、ピットナウアーは18歳。父から徐々に受け継ぐはずのワイン造りも、自分だけでやっていかなくてはならなくなったのです。彼は言います。「確かに自分の教育のレベルは低いし、ブドウ栽培とワイン造りは関しては、父にほんのさわりを教えてもらっただけ。でも、いつも僕は好奇心旺盛で貪欲に学んできた。友達や勉強仲間の話を聞いたり、海外に行って勉強したり、ワインのテイスティングもしてきた。アーティストになりたいって思っていた頃もあったけれど、今ではそれはワインに対するアプローチになっているんだよ。」

彼の造るワインは、土着品種のブドウを使い、テクニックにこだわりすぎず、新樽を使わない、ピットナウアーらしい‘down to earth’スタイルなのです。



ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。ブドウの完璧な成熟がもたらす味わい。きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。空気式圧搾機、温度調節付きのスチールタンク、そしてポンプなど最新技術。彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。




●ピットナウアーのこだわり●
2006年よりピットナウアーは、化学合成物の使用をやめました。使っているのは、硫黄と銅、スプレーするのは、500番(牛糞のプレパレーション)と501番(水晶のプレパレーション)だけ。水晶はシリカを含み、ブドウ自体や葉など地上に出ているところに作用し、太陽のエネルギとの結びつきを強めます。500番も501番はビオディナミ農法で使われるプレパレーションです。これらを4輪バイクとトラクターでスプレーするのですが、これは重量が少ないため土壌に対する影響が少ないためです。醸造過程では、発酵はベーシックなクラスまで問題が起こらない限り自然酵母を使用し、酸化防止剤(SO2)は必要分のみ使います。果実の自然な持ち味を生かすために、新樽使用率をかなり減らしています。(トップキュヴェでも100%旧樽。最高新樽1割以下)



●ピットナウアーが大切にしていること●
ピットナウアーがワイン造りをする上で大切にしていることは、ブドウの個性とテロワールをきちんと表現することです。ブドウにしても、無理やり国際的に有名なブドウ品種を植えるのではなく、その土地に合ったブドウを植えることが大事であると考えるのです。そしてもし、単一畑で栽培されるブドウであれば、その畑のキャラクターやミクロクリマを表現することも彼にとっては重要です。ピットナウアーは、ブドウ栽培において、オーガニックの中でも特にビオディナミ農法を取り入れています。ビオディナミ農法を取り入れる理由について、すべての環境に対する利益だけを考えるのではなくそれがあってもいいけれど、品質のよいブドウを造るために行きついたやり方だったと語ります。ビオディナミ農法をすることで、ブドウをより丁寧に扱うようになるし、より多くの注意を向けるようになる、そして結果的に品質のよいブドウができるようになる。そして、一番大切なことは、この栽培方法が、ブドウ畑やセラーで働く人間の自覚を促してくれる点にあるとピットナウアーは考えています。また、このビオディナミ農法に移行するにあたり、オーストリアで一時一世を風靡した、ビオディナロジックのコンサルタント、アンドリュー・ローランドを師事していました。2006年ヴィンテージより自然発酵に切り替え、酵素や酵母、タンニンやいかなる清澄剤も使いません。部分的にステンレススチールタンクで発酵させ、一部は木樽で発酵させます。ピットナウアーは、ブドウの皮が持つすべての成分を取り出すことに興味はなく、彼の目指す「エレガントで飲み疲れしないワイン」の中に欲しいのは、優しいタンニンであり、抽出しすぎの荒々しいタンニンではないのです。熟成も500Lの古樽を使用しています。熟成期間は5か月から33カ月までワインのスタイルとクオリティにより様々。硫黄はできるだけ使わないようにし、清澄もしません。瓶詰めする前に、ざっくりとろ過をするようにしています。

パノービレ ~9名のワイン生産者の挑戦~

1980年代中頃、オーストリアはブドウ栽培革命の真っただ中にありました。多くのワインメーカーは、最新のセラーテクノロジーを導入し、自分達のワインにより大きなバリューをもたせようとしていたのです。土着品種よりも、インターナショナル品種を栽培し、他国で同じブドウ品種を栽培し、ワインを造っている地域と自分達のものを比較し、自分達のブドウ畑のポテンシャルを再確認する、いうなれば、自分達のやっていることにうぬぼれていたのです。しかし、このモダンなやり方は、結局のところ、味わいのある種の均一化、地域の特徴を備えたブドウ品種を使ったワインの減少を導く結果となりました。世界がインターナショナルスタイルに熱狂していたころ、自国のプレミアムワインを造るにはどうしたらいいのかを考えるワインメーカーがいたことも事実です。それが、後のパノービレになるのですが、パノービレという団体が作られる以前は、オーストリーのノイジードラー湖の北東沿岸にあるワイン村、ゴルスでワイン造りをしている仲間たちが、モダンでもインターナショナルでもない、土着ブドウ品種から、土壌やキャラクター、地域の気候を生かしたプレミアムワインを造るためにはどうすればいいかについての会合を開いていました。1994年、自分達のアイディアを確実にゴールに近づけること、気づきの踏み台を作ること、そして、これらの目標をコントロールするために、Pannobile(パノービレ)という団体を立ち上げます。1998年にピットナウアーもこの団体の一員となり、ワインを造り続けています。





●ブドウ栽培●
ワイナリーでは、自分達のブドウ造りのために必要な原料を選択するところから始まります。できる限り効果的に、自然からの資源を使うことに努め、昔ながらの動物相や植物相の栽培方法を取り入れています。ブドウ畑に生物多様性をもたらすことは、生産者にとって最も重要なゴールです。人間がコンポストやグリーンシードを使ったプロセスを構築することは、浸食を減らし、土壌の生命力を促進し、ブドウに抵抗力をもたせます。更に、ブドウは植生と生殖・成長との間によりよいバランスを達成することで、最終的にブドウ畑の寿命を大幅に伸ばすことになるのと考えているのです。



ブドウは、生理学的に十分成熟している必要があり、健康的でボトリティス菌の付いていない状態である必要があります。ブドウは一つずつ手摘みで収穫し、注意深く木箱に詰められていきます。ブドウ畑での選別とセラー内での仕分けテーブル上で、圧搾前にブドウの品種のダブルチェックをします。ブドウはできる限り機械によるストレスが少ない状態で処理されます。

ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー 2014 ~Falstaff誌 2014年7月5日号受賞特集記事~

ザンクト・ラウレント種の巨匠にしてブラウフレンキッシュとピノ・ノワールの達人


ゴルスのゲアハルト・ピットナウアーは、フィネス溢れる赤ワインの新たなスタイルの、極めて思慮深い解釈者です。



子供の頃、ゲアハルト・ピットナウアーはガソリンスタンドのサービスマンになりたいと思っていました。というのもそれが村で最もイケてるタイプだと当時は思っていたからです。しかし、父の勧めでアイゼンシュタットの農業高校に進学することになります。その退屈だったこと!結局、1993年に家業を継ぐことになるのですが、彼はただのワインメーカーになった訳ではなく、この国で最高の生産者の一人となったのです。


ピットナウアーのモットーは、"dem Wein seine Zeit,der Zeit ihren Wein=for wine its time,for time its wine=ワインにはワインの時を、時代にはその時代のワインを”


(*このフレーズは、"des Zeit ihre Kunst,der Kunst ihre Freiheit 時代にその時代の芸術を。芸術にその自由を。”というゼセッションの正面にあるLudwig Hevesiの宣言をもじったものです。

自分達のモットーは、自分達の仕事と道筋-すなわち、出自、性質、自分達のワインの魂と、長年ボトルで熟成した後もダイナミックな向上を続けるような活き活きとしたワインを造るという目標とともに、ワインがこれからどうなっていくのかを規定します。

そして、時の積み重ねから生まれたワインを、そこから解き放ち、エチケット情報-ヴィンテージ、品種、畑、村、そしてワインメーカーの署名-が伝えるものを、味わいイメージの拡がりにおいて、時代の中で存立するように絞りこんで行くことを意味しています。)


ゴルスはオーストリア最大のワイン集落であるだけでなく、しばしばワインについての伝統の方向性を決定づける場所でもあります。そして、伝統は各自がそれぞれに解釈することが可能であるとゲアハルト・ピットナウアーは考えます。

「伝統家屋の中で、民族衣装を着て民謡を聞きながら一生を過ごすこともできるし、それで成功する人もある。けれど、我々が信じるように、過去を忘れることなしに、しかしながら過去を崇め奉ることもなく、その時その時の存在を損なうことなく全うして生きることもできる」


2001年にピットナウアーはアルテンベアク畑の真ん中にピカピカの真新しいワイナリーを建てました。最近はブルゲンラントのワイナリーはワイン好き同様建築愛好家の注目も同様に集めています。設計のHalbritter & Halbritterは、建物の機能性を強く意識し、キューブ型の建物は、収穫からワイン販売に至る製造工程とともに、熟成や保管といった物理的動線の観点からも、向上するよう配慮されています。


ワインのティピシティ=典型性については多くの議論、考察がなされ、文章にされて来ました。大半の生産者によってその目指すところは、出自を映すようなブドウを絞ることです。つまり、ブドウが育った土、気候と同様、ワインを造る背後の人々を映し出すようなワインを目指しているのです。


ピットナウアーは、そのためにビオディナミを応用した認証に基づくユニークな農法に転換しました。2006年以来、酵母の添加、酵素、強い樽の影響は避けています。醸造上の決断はラボの数値によってではなく、風味と味わい、そしてワインメーカーの感覚に基づいて行います。その結果、活き活きとして長熟な、個性溢れるワインが生まれます。


現在ピットナウアーはゴルス周辺の最良の畑26ha分のブドウから毎年約16万本を生産しています。"ヴァイサー・レーベン”と名付けられたシャルドネを除き、生産の97%が赤。ワイルドベリーのニュアンスのあるロゼは、繊細な食前酒、或いは素晴らしいサマーワイン。赤のベーシックラインは軽快な果実味と飲み易さが魅力。ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュは"ハイデボーデン”として単一品種ワインとなっています。2品種のコンビネーションは"ピッティ”の名で、更に少量のメルロを加えた場合、"レッド・ピット”という名で市場に流通しています。"パノービレ”に使われるブラウフレンキッシュは、ゴルスとヴィーデンにある粘土ロームの南向き斜面産で、ツヴァイゲルトは腐葉土の被う軽く南を向いた、パーンドーファー・プラッテとハイデボーデンが接するあたりの傾斜面から造られています。


スタイルとトレンドを混同することなく、彼らの最愛の、かつ主要品種に忠実でありつつげるピットナウアー夫妻。ゴルスの他のどのワイナリーも彼らのザンクト・ラウレントの個性的スタイルに献身的なケアを注ぐことはありません。ピットナウアー夫妻は、ザンクト・ラウレントがパーンドーファー南端の、涼しくて水はけの良い高原の畑で潜在性を発揮することを証明しました。更に、石灰を含む砂利土壌は貴腐がつきやすいこの品種によく適合しています。


ピットナウアーのザンクト・ラウレント・ワールドの入り口は、フレッシュで躍動感溢れるドーフラーゲン産ワインで、これはブルゴーニュの村名ワインに相当し、現行ヴィンテージは既に2013年。ザンクト・ラウレントのアルテンベアク畑のワインは2012年で、アルコールは12%しかないがこの品種のアロマスペクトラム――-繊細なスパイス、赤系ベリー、そしてミネラル――-を十全に表現しており、スイスの時計職人の精密さを思わせます。ローゼンベアク畑からは、ザンクト・ラウレントに関して、このワイナリーの看板ワインが生まれます。去年の秋に行われた"Falstaff赤ワイン・アワード”において、ゲアハルト・ピットナウアーは、ザンクト・ラウレント"ローゼンベアク”でこの品種の勝者に輝いています。ザンクト・ラウレント"アルテレーベン”によって、このオーストリア固有赤ワイン品種の広範なレンジが完成します。


ピットナウアーはブラウブルグンダー(=ピノ・ノワール)にも卓越しており、ピノ・ノワール"フクセンフェルトFuchsenfeld”が、品の良い繊細なベーシック・ワインとなっています。単一畑のバウムガルテンにおいて、ピノ・ノワールはその最高の輝きを放っています―――甘いエクストラクト、ミネラル溢れフローラル、決してマッチョになったり重すぎることはない。2009年にバウムガルテン2007がファルスタッフ審査パネルによって品種勝者に選ばれています。



スペシャリテ、という意味ではブラウフレンキッシュ"ドグマDogma”が代表的。ダイレクトな果実味とミネラルが前面に出るこのワインは、ステンレスタンクのみで発酵熟成され、一切亜硫酸を添加していません。濃いブラウフレンキッシュがそのまま完全にグラスに注がれると、かすかに炭酸ガスが存在し、ワインはフレッシュながらタンニンに力があり、その相乗効果で興味深い食事の友と成り得、はっきりとした塩気が出ます。


3つの単一畑ブラウフレンキッシュは以下のような個性を持ちます。
ローゼンベアク:繊細なフローラルのブケ
ウンガーベアク:前者より常に中身が詰まって、円やかで果実味が甘やか
ビュール:特別なフィネスがありデリケート。この品種は、ジョン・ウェイン的なワインが大半な中、珍しいオードリー・ヘップバーン。



たとえガソリンスタンドのお兄ちゃんが、今もイケてるタイプだったにしても、ゲアハルト・ピットナウアーがガソリンスタンドのサービスマンではなく、ヴィンツァーになったのは、そう悪い選択でもなかったでしょう。ゲアハルトは、「一度に両方を手に入れることはできないね」と微笑んで続けます。「よく考えると、早朝暗い時間に起きて、日曜にも働き、汚い指に汚れた服・・全部結局今と同じだよ。どこに違いがあるんだい?」おいおい、Mr.ピッティ、違いは簡単さ。ガソリンスタンドのサービスマンだったら絶対に"Falstaffワインメーカー・オブ・ザ・イヤー”にはなれなかったし、それに君はもう十分長い間"ゴルスで最もイケてるタイプ”の一人だと思うよ。

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