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ノルト・ウント・ズュート ゲマイシュター・シャッツ・イエロー 2023

参考価格(税込): 4,950
メーカーURL: https://www.nordundsud.at/
生産本数:850本

樹齢:40年

土壌:黄土、片麻岩、雲母片岩、角閃岩

標高:300m

収穫:2021年9月中旬


手摘みで収穫されたブドウをフットプレスし、各ブドウにて5日間マセラシオン発酵。発酵が終わり、5日後にブレンド。500ℓの古いフレンチオークにて10カ月熟成。ボトリングは2024年8月。瓶内熟成20カ月以上。無清澄、無濾過にてボトリング時に亜硫酸を極少量(15㎎/ⅼ以下)使用。


このワインは、Gemichter Sats/ゲミシュター・サッツではなく、Gemaischt(浸軟)とSchats(宝物)を掛け合わせて作った言葉。“ゲミシュター・サッツ”をいわゆる“シャレ”で表し、また“畑からの宝物”という意味も込められています。



濁りのある淡いイエローゴールド。洋ナシ、マスカット、アプリコット、白い花、ハーブなど爽やかかつ複雑なアロマ。ストーンフルーツの果実味のニュアンスで柔らかな果実実。少しのハーブ感と心地良い酸とミネラル。全体的にフローラルな印象の中に、丸い柔らかさと旨味も感じられるので、しみじみとした印象のオレンジワイン。

ノルト・ウント・ズュート ~音楽を奏でるようにワインを愛でる~

オーストリアのニーダーエスタライヒ州カンプタール地方にある僅か1.5ヘクタールのワイナリー。


夫婦であるMathilde & Christoph Daignière-Koller“マチルド&クリストフ・ディニエール・コラー”の二人でワイン作りを行っています。2004年頃、クリストフは、オーストリアのスタインウェイ&サンズ(世界最高峰のピアノメーカー)のマネージング・ディレクターであり、ピアノ技術者として、マチルドとともに同じ会社のピアノ事業に携わっていました。


当時、彼らは自然な作りをしたワインに魅了され、ピアノの仕事をしながら、2005年にカンプタールの南部に葡萄畑を所有しました。その頃から彼らは、ヨーロッパや世界中のブドウ畑やセラー、様々なワイナリーを訪問し、ワイン造りに向けて徐々に始動していきます。2017年、彼らはワインの生産量を増やすことを決意し、シェーンベルク・アム・カンプの丘の上にあるカンプタールの北部に、より多くの葡萄畑と古い農家を購入しました。 2019年、初めてワインをリリースします。2020年以来、彼らのワインはすべて自然であり、Demeterを基準に働いています。




所有しているブドウ畑は、グリューナー・ヴェルトリーナーがメイン。3つの区画に分かれており、場所はカンプタール地方の北から南まで。標高は200~410m。


土壌は、深い黄土層で、黄土の含有量が高くなると、場所に応じてより粘土質、雲母片岩、石英、準片麻岩を含み、北のボヘミア山の影響で冷涼な気候は綺麗な酸をもたらし、ドナウ川を渡るパノニア気候は暖かさと成熟をもたらします。


また、純粋な黄土の1区画にゲミシュター・サッツ(グリューナー・ヴェルトリーナー、ショイレーベ、ソービニヨン・ブラン、ゲルバー・ムスカテラー)とツバイゲルト、ザンクト・ラウレント、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンが少量ですが育てています。


彼らは、ブドウ畑で働くことが大好きで、全てを手作業で行っています。自然のサイクルをどう理解し、どのようにサポートするのがベストなのか情熱的に考えています。


また、土壌の生命は活発であるため、動物、昆虫、微生物の動きをみて、畑の状態を見極めます。


畑はビオディナミをもとに作業をし、住居の庭と地下室にあるセラーでは科学的なアプローチは行わず、人的介入を抑え、各ブドウ畑からの天然酵母でワイン造りを行っています。


そして、ブドウは地下セラーでその潜在能力を最大限に発揮して成長し、生き生きとしたワインが造られ、そのテロワールを語り、土壌の特徴を明確に認識できるようにします。




24時間から10日間、足でブドウをプレスして、マセラシオンを行い、主に木樽で無清澄にて発酵され、温度調節もせず、ボトリング時のみ亜硫酸15㎎/ⅼ以下を使用、もしくは無添加にてワインを生産しています。


彼らは、この古風で介入の少ないワインの造りの方法が、彼らのワインを愛し、飲む人々の心に触れるものであると強く信じてワイン造りを行っています。



NORD und SÜD(北と南)という名前には、2 つの意味があります。まず、彼らの葡萄畑は、カンプタールの北部と南部に位置していることから由来しています。そして、次にワインへの情熱についてです。


クリストフとマチルドは、オーストリアとフランス出身も違う、北と南のように違った性格と個性があります。ただ、どちらもワインにかける情熱は共通に持っており、全てにおいて、隔たりがなく、国境のないワインを生産することを重視していることが、ワイナリー名の由来となっています。


彼らには、大学生の長男と小さな次男の4人で暮らしていますが、まだブドウの生産量も少ないため、ワインのみでは生活は難しく、ピアノの修理やメンテナンスを個人として受け持ちながら、ワイン造りに取り組んでいます。


そして、彼らは商業的な要素を意識しておらず、家族、テロワール、ワインに全ての愛情を注ぎワイン造りに取り組み、「感覚と魂に触れる、そして、自然と2杯目を欲するようなワイン」それが彼の理想とするワインと語っています。


そして、テロワールの表現することを最大の目的とし、カンプタール地方の土壌由来の特徴、また、ブドウの個性を活かしたオーストリアワインとしての本質を上手く表現しています。



シンプルで素朴かつ自然なワインとなりますが、品種の個性やテロワール、このエリアの伝統を十分に感じられるとても魅力的なワインをリリースしています。


ワインのラベルについては、全て彼らの家族の落書き。名前を決めてから、そのイメージで書いたものとなります。また、白ラベルはスキンコンタクトが短い白ワイン、黒ラベルはスキンコンタクトが長いワインを示しています。

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