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JAN CODE: 9006201510011

クリスティーナー・ワインズ オレンジ 2024

参考価格(税込): 4,950
土壌:砂利と黄土


9月上旬から中旬に手摘みにて収穫。全てのブドウをブレンドして、茎などを一部除梗して、皮と共にプレス。天然酵母による25日間マセラシオン発酵。プレスした後、古い樽とステンレスタンクとアンフォラにて4か月熟成後、1回軽めのラッキングを行い、ボトリング。無清澄、無濾過。全ての工程において亜硫酸無添加。


濁りのある明るいオレンジ色。いくつかの柑橘類やハーブ、黄桃やアプリコット、マンゴー、パイナップル、パパイヤなどのエキゾチックさも感じられ、複雑で豊富なアロマ。ボリュームのある果実味でグレープフルーツ、八朔、アプリコット、パイナップル、パパイヤなど様々なフルーツの特徴が感じられ、とてもジューシー。そして、心地良い酸とミネラル。余韻に柑橘ルイの皮のニュアンスがアクセントで、フルーティーな余韻も長く続きます。様々なフルーティーさを前面に表現して、明るいオレンジ色の色合いとボトルの見た目と味わいがフィットする非常に明るい印象のジューシーオレンジワイン。

クリスティーナ・ワインズ

カルヌントゥムのワイン生産地はウィーンから南東へ、オーストリアとスロバキアの国境まで広がり、ブドウ畑はドナウ川の南側に位置しています。カルヌントゥムはローマ軍の施設とその周辺に発展した行政都市にちなんで名付けられました。カルヌントゥムのゲトルスブルン村で1650年創業という長い歴史を持ち、このエリアを代表するワイナリーの一つ“NETZL (ネッツル)”の長女 “Christina(クリスティーナ)”によるプロジェクトワインになります。



クリスティーナは、両親と祖父母の混合家族経営の農場で妹と一緒に育ち、さまざまな穀物、トウモロコシ、甜菜などの栽培や豚を飼育し、葡萄の木を育てる農家に生まれました。小さな頃から農場やワイン造りに興味を持ち、家族の手伝いをはじめ、ワインを買いに来るお客様に対して、ワインの話やセラーでのストーリーを伝えることが大好きな子供でした。


そんな彼女は、5歳の頃から将来ワイナリーで働くことを思い描いていました。両親は後にワインの生産のみに専念し、現在の 28 ヘクタールのワイナリーを築き上げます。両親がいわゆる正統派なクラシカルワインを生産している環境で育ったクリスティーナは、まずワインの生産に関するすべてを父とワインセラーから学びます。そこから彼女は、微生物学的プロセスに魅了され、大学時代は、醸造学とワイン管理を勉強して知識を深めることにしました。在学中、ロンドンのワインインポーターでのインターンシップを終え、それまで知らなかった世界中の非常に多くの異なるワインやスタイルを知ることとなります。



彼女が特に感銘を受けたのは、世界中の小規模生産者によるオーガニックワイン、いわゆる自然派ワインでした。2007 年に両親と一緒にワイナリーで働き始めたとき、まず彼女は葡萄畑の土壌条件、気候、自然条件を考え、全てを有機栽培に変更する行動に出ました。2013年には全ての畑をビオロジック農法に変え、そのタイミングで彼女独自のワイン造りを始めます。彼女は約10年間様々な醸造実験を行い、色々な知識と経験を蓄える中、より昔ながらの古典的な生産スタイル、いわゆる人的介入が少ない生産方法に魅力を感じて、2015年より彼女自身のワインブランド“CHRISTINA WINES”をスタートしました。また彼女は二人の愛娘の母でもあります。オーガニックやエコの観点については、子育てにも影響与え、自分が育ってきた環境と、新しく自らが経験や知識を得たエコやオーガニックに関する観点を娘たちにも伝え、また彼女自身も刺激を受けているとのこと。



カルヌントゥムのテロワールと彼女自身の経験を表現したクリスティーナのワインは、父親のワインとは異なる独創的なワインで、ライトでとても柔らかく、馴染み深いワインです。彼女は子育てに奮闘しながらも日々ワイン造りを行っています。
CHRISTINA WINES のラベルには、彼女のワイン造りに対する地域性と畑の生命が描かれています。様々な昆虫は、土壌の健康と生物多様性を構築するのに役立ち、小さなヘルパーとして活躍してくれることに敬意を込めてこのラベルを作り上げました。

EUオーガニック認証 Euro Leaf

クリスティーナは2013年にオーガニック生産に切り替えたのは、2人の娘の影響もありました。その3年後には、最終的に100%オーガニックのブドウ畑の管理とセラーでの生産へと変化を遂げました。当初は、認証を取りたいとは考えていなかったクリスティーナでしたが、2018年のヴィンテージよりオーガニック認証を取得しています。



彼女の取得した認証であるEuro Leafは、EUの12個の星に囲まれた葉をあしらったデザインで、EU加盟国のオーガニック製品の視覚的なアイデンティティを示しています。


これにより、消費者はオーガニック製品を識別しやすくなり、農家はEU全体で製品を販売しやすくなります。


EUのオーガニック認証があっても、それは『添加物ゼロ』を意味するわけではなく、EU規則で認められた添加剤のみ使用が可能になっています。中にはオーガニックではない添加物(タンニン、アラビアガム、ゼラチン、酵母)の一定量の使用を認めています。亜硫酸については、赤ワインでは100㎎/ⅼ、白ワインでは150㎎/ⅼが認められています。



Euro Leafを取得している生産者の中でも醸造過程で何を加えるか、あるいは加えないか、亜硫酸をどの程度使用するのか、などは異なっています。そこには生産者の哲学が反映されるからです。オーガニック製品の中に、『人的介入をなるべく避けた』というキーワードがあると思うのですが、どこからが介入しすぎになるのかを決めることは、残念ながら単純なことではありません。


わかることがあるとすれば、生産者が1本のワインを造るまでに、どのような工程をかけたのか、それが開示されていればそこに書かれています。


『ブドウを摘んで発酵させる』という単純なように聞こえるワイン造りですが、ブドウ畑での時間、セラーでの時間、ボトルの中での時間、ワインを造るということは、それぞれの間に絶妙なバランスを取ることが求められているのです。


天然酵母を使って自然発酵させるのは、酵母が増えるまでに時間がかかるということを意味します。近代的なワイン生産の現場では、発酵を安定させるために、人工的に培養させた酵母を使用することが多いです。



発酵というプロセスは分解のプロセスであり、最初から透明なワインはこの世に存在しません。発酵過程でできる澱が沈むのを待っていると、上澄み部分が徐々に透明になってきます。澱が沈むのには時間がかかります。卵白などで濁りを沈殿させて、ワインに透明感を与え、タンニンなどの味わいを調整することもあります。澱をどの程度残すのか、そのときに添加剤を使うのかどうかは、各生産者によって異なってきます。


ろ過は、酵母の死骸など微生物をフィルターなどで物理的に取り除く作業です。ろ過することでワインを安定させることはできますが、一方で、従来あった香りや味わい、テクスチャーが失われます。どの程度ろ過をするのかも、各生産者によって異なってきます。

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